製紐業では、一般の企業では聞きなれない単位をよく使います。
今回はそれを3つご紹介します。
①テックス・デシテックス
繊維の太さを表す単位のことで、記号はtex(テックス)dtex(デシテックス)になります。
1テックスは長さ1000mで重量が1g、1デシテックスは10000mで重量が1gとなります。
テックスとデシテックスは値が大きくなると繊維は太くなります。
②番手
番手は主に綿番手、麻番手、毛番手の3種類があります。
綿番手は1番手を重量が1ポンド(453.6g)で長さを840ヤード(768.1m)としています。
重量が1ポンドで長さが1680ヤードあるものは2番手となります。
麻番手は1番手を重量が1ポンドで長さを300ヤード(274.3m)としています。
重量が1ポンドで長さが600ヤードあるものは2番手となります。
毛番手は1番手を重量が1kgで長さを1000mとしています。
重量が1kgで長さが2000mあるものは2番手となります。
綿・麻・毛番手は番手が増えると繊維は細くなります。
③デニール
繊維の長さが9000mで重量が1gのものを1デニールといいます。
長さが9000mで重量が2gは2デニールとなります。
デニールは重量が増えれば増えるほど繊維は太くなります。