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組紐で創造力を引き出すワークショップ:ドリンクホルダー作り体験

 2024112日、私たち株式会社小長谷製紐所は、大田区立六郷図書館と一般社団法人Woollyと連携し、特別なワークショップを開催しました。このイベントでは、廃材として出た紐を使って、参加者がオリジナルのドリンクホルダーを作成しました。

 

紐が子どもの創造力を引き出す!~廃材を活用したワークショップの開催

 

伝統と創造性が融合する一日 

今回のワークショップは、私たちの歴史ある製品である「紐」を、廃材として捨てられる前に新しい命を吹き込むことを目的としています。

このワークショップには、小学生以上の子どもたちとその保護者を中心に11名の参加者が集まりました。午前と午後の2回に分けて行われたワークショップでは、まず紐の種類やその歴史について学び、その後、実際に紐を使ってドリンクホルダーを作成しました。

 

廃材が生まれ変わる瞬間

参加者が使用したのは、私たちの工場で出た廃材となる予定だった紐たち。これらの紐を使って、子どもたちは見事にオリジナルのドリンクホルダーを完成させました。編んで形を作る作業は最初は難しく感じた子どもたちも、少しずつコツを覚えていき、最終的には誰もが素晴らしい作品を手にしていました。

このワークショップのもう一つの大きなテーマは、**「環境意識を育む」**こと。廃材を活用することで、資源を大切にする意識を高め、無駄を減らすことの大切さを参加者に伝えることができました。終了後には、参加者から「これからは物を大切にしよう」といった感想も寄せられ、環境への意識を育む貴重な機会となりました。

 

子どもたちのアイデアに感動 

ワークショップの後半では、参加者たちから「次に作りたい紐のアイテム」についてアイデアを募りました。すると、「カバンのひも」「スマホホルダー」「ペン立て」など、子どもたちの発想力に驚かされるアイデアが続々と出てきました。今後の製品開発の参考になるような、素晴らしい提案が多く寄せられました。

 

地域とのつながりを深める 

今回のイベントは、単なるクラフト体験を超えて、地域とのつながりを深める大切な機会となりました。図書館という「知の拠点」を通じて、地域の子どもたちや保護者が集い、コミュニケーションを深める場としても大きな意味がありました。私たち小長谷製紐所は、今後も地域との交流を大切にし、環境や地域社会への貢献を目指して活動を続けていきます。

 

 

参加してくださった皆さま、協力してくださった方々に心から感謝いたします。このワークショップが示すように、紐はただの素材ではなく、無限の可能性を秘めた「創造の源」となることができるのです。今後も、私たちが持つ素材や技術を活かして、さまざまな形でコミュニティに貢献していきたいと考えています。